仮面ライダースーパー1
「仮面ライダーシリーズ」第7作目に当たる。
本作品が制作された1980年当時はSF映画のヒットやテクノポップの流行など、未来的なイメージが志向されていたことから、本作品の主人公である仮面ライダースーパー1は惑星開発用の改造人間という設定で、5種類の腕を換装するファイブハンド、種類の異なる2台のバイク、メンテナンスを行うチェックマシーンなど、メカニック性を重視している。一方で、赤心少林拳という拳法の達人という設定を併せ持つのも特徴である。
作品後半では、ジュニアライダー隊の登場や、日用品をモチーフとしたジンドグマ怪人など、幼児層を意識した作風となった。
アメリカ合衆国の国際宇宙開発研究所で、惑星開発用プロジェクトが進められていた。日本人男性・沖 一也(おき かずや)は、自ら志願して改造手術を受け、惑星S1の前進基地建設および調査要員として惑星開発用改造人間・スーパー1となった。
スーパー1の存在を知ったテラーマクロ率いる暗黒国家ドグマ(ドグマ王国)は、スーパー1の引き渡しを要求してきた。プロジェクトの責任者・ヘンリー博士がこれを断ったため、研究所はドグマ(ドグマ王国)によって全滅させられてしまう。一也はスーパー1に変身して生還するが、一也はまだ自力で変身できなかった。
変身の極意を得るため、日本に帰国した一也は、幼少期から老師のもとで鍛えていた赤心寺に身を隠し、赤心少林拳の奥義を身につけるべく、心身を鍛え上げた。そして半年後、一也は老師の指示で100人組手の地獄稽古によって、遂に変身の極意を会得した。スカイライダーとともにネオショッカーと戦った谷源次郎から仮面ライダースーパー1=スーパーライダーの名を贈られ、人類の未来のために戦う。