スーパー戦隊

OUKI

スーパー戦隊



(1)秘密戦隊ゴレンジャー
世界征服を企み、国際的に暗躍する黒十字軍。彼らの侵攻を食い止めるべく、国連はイーグルという国際的平和組織の秘密防衛機構を設立、スイス・ジュネーヴに本拠地を置き、全世界に各10ブロックのガードサークルを配置して黒十字軍に対抗していた。ある日、黒十字軍は日本ブロックに焦点を絞って総攻撃を仕掛け、全国の各支部(北海道・東北・関東・関西・九州)は壊滅する。

しかし、各支部に1名ずつ奇跡的に生き残った者がいた。関東支部の海城分隊長の弟で、秘密工作のスペシャリスト海城 剛、東北支部の分隊長新命 明、九州支部の精密技術班員大岩 大太、北海道支部の化学分析班員ペギー 松山、そして関西支部の新米隊員明日香 健二である。イーグル日本ブロックの最高指揮官である江戸川権八は、彼ら5名を新宿の秘密基地に呼び寄せた。

ここに、イーグル日本ブロックが黒十字軍に逆襲するために創設した特別部隊ゴレンジャーの戦いが始まった。

(2)ジャッカー電撃隊
巨大な組織力と機械怪物で構成され、首領のアイアンクロー(鉄の爪)に率いられる犯罪シンジケートクライムの暗躍に際し、国際科学特捜隊日本支部長官の鯨井大助(ジョーカー)に招集された桜井五郎・東竜・カレン水木・大地文太の4人は、核・電気・磁力・重力のエネルギーを持つサイボーグ戦士ジャッカーとして生まれ変わり、トランプのコードネームを持つジャッカー電撃隊となる。ジャッカーはクライムの陰惨な組織犯罪を捜査して壊滅を目指すが、宇宙的科学力にスケールが拡大していくその攻勢に苦戦を強いられる。そんな中、行動隊長の番場壮吉(ビッグワン)が加わり、5人になったジャッカーは、クライムと雌雄を決するべく戦いを繰り広げていく。

(3)バトルフィーバーJ
世界各地に様々な怪奇現象が起こる中、謎のコウモリ傘の美女の手により国防省幹部が次々と殺されていった。それを知った倉間鉄山将軍は、世界各国に派遣されていた4人の精鋭から成る対エゴスの秘密部隊バトルフィーバー隊にその調査を命じた。4人は、捜査途中に謎のコウモリ傘の美女そっくりの女性捜査官ダイアンと出会う。コウモリ傘の美女を影で操る秘密結社エゴスに父を殺されたダイアン・マーチンを加えた5人に、鉄山将軍はバトルスーツを与え、世界の混乱を目論むエゴスの討伐に向かわせていた。

巨大ロボット・バトルフィーバーロボの設計図の争奪戦が繰り広げられる中、エゴスも悪魔ロボットを完成させる。その第1号・バッファローロボをバトルフィーバー隊は完成したばかりのバトルフィーバーロボで迎え撃ち、勝利した。戦士たちの激しくも苦しい戦いは、始まったばかりである。

(4)電子戦隊デンジマン
3000年前にデンジ星を滅ぼした異次元人で悪の一族ベーダー一族が地球に襲来、地球総ヘドロ化を企む。

しかし、デンジ星人の生き残りはベーダーに立ち向かうべく、科学力を結集して作った巨大宇宙船デンジランドをすでに地球に送り込んでいた。ベーダーの侵攻をキャッチしたデンジランドはシステムが起動し、覚醒したデンジ星の生き残りロボット犬アイシーは記憶装置に従って地球に移住したデンジ星人の末裔である5人の若者を選び出し、電子戦隊デンジマンを結成した。

デンジマンは地球を守るためにベーダー一族との戦いに挑む。

(5)太陽戦隊サンバルカン
地球征服を企んだベーダー一族はバンリキ魔王の反乱と電子戦隊デンジマンの活躍により倒された。だがほどなくして北極に本拠を置く機械帝国ブラックマグマが世界征服を目指して動き始め、火山国である日本の地熱を狙って日本への侵略活動を開始した。

これに対抗すべく、サミットは世界最高水準の軍事力と国家権力を有した直属の特殊軍隊・地球平和守備隊(正式名称・“Guardians of World Peace”)の設立を決定。同部隊の中から選抜されたメンバーによる特殊部隊の結成を満場一致で決議した。嵐山大三郎が率いる彼らこそが太陽戦隊サンバルカンである。サンバルカンは華麗な陸・海・空の動物的アクションと巨大メカサンバルカンロボなどを駆使してブラックマグマとの戦いを展開する。

(6)大戦隊ゴーグルファイブ
日本人の若き冒険家赤間健一はドイツ山中の洞窟を探検中に奇妙な竪穴を発見する。それは近くの古城の中に通じており、赤間はそこで謎の集団に襲われる初老の日本人紳士を助け出す。

紳士は未来科学研究所の本郷博士と名乗り、自分を襲っていたのは、人類の歴史の背後で暗躍を続けてきた暗黒科学帝国デスダークの集団であると語る。

やがてデスダークはその姿を人類の前に現わし、世界征服への進撃を開始した。本郷博士は彼らの野望を打ち砕くべく、赤間を含む5人の若者を戦士に任命した。

(7)科学戦隊ダイナマン
太古の昔、地球に落下した隕石に付着していた生命物質が地底で進化して生まれた有尾人の一族、ジャシンカ帝国。尻尾の数で身分が決まるという文化を持つ彼らは、地上に強い憧れを抱き、人類よりも進んだ科学力を駆使して地上征服を企み、日本各地で火山を噴火させたのを手始めに、地上侵略を開始する。

これを察知していた科学者・夢野久太郎は、自らが運営する発明センターに5人の知力と体力に優れた若き科学者を集め、科学戦隊を創設。5人は夢野が開発した強化服・ダイナスーツをまとい、ダイナマンとしてジャシンカ帝国の野望を打ち砕くべく立ち上がったのであった。

(8)超電子バイオマン
かつて高度な文明によって栄えたバイオ星は、その超科学によって生み出された物質活性化を促進させるバイオ粒子をめぐって引き起こったバイオ平和連合と反バイオ同盟の戦争により滅んでしまう。バイオ粒子の平和利用を目指していたバイオ平和連合の科学者たちは滅亡は避けられないと悟り、宇宙一美しい地球では将来自分たちのような科学をめぐっての悲劇を繰り返させてはならないと、1484年に自我とバイオ粒子を持つ巨大ロボットバイオロボとそのサポートロボピーボを地球に送りこむ。

それから500年経った1984年。ドクターマンと名乗る狂気の天才科学者が、自らが作り出したメカ人間による新帝国ギアを率いて世界征服を開始した。科学による地球の危機に目覚めたピーボは5人の若者をバイオベースに召喚する。彼らは500年前、バイオロボによって肉体と精神を強靱にするバイオ粒子を浴びせられた5人の若者の子孫だった。

宿命の糸で結ばれた5人の若者は超電子頭脳の戦闘マニュアルに従って、バイオマンとしてギアに立ち向かうことになるが、ギアの猛攻は凄まじくイエローフォー / 小泉ミカが倒れた。残された4人は、同じバイオ粒子を受け継いだ矢吹ジュンを戦列に加え、心新たにギアとの宿命的な戦いに身を投じていく。

(9)電撃戦隊チェンジマン
地球防衛を任務とする世界的な軍事組織・地球守備隊の日本支部では、各部隊から集められた精鋭たちに対して、鬼軍曹と呼ばれる教官・伊吹の激しい訓練が繰り広げられていた。しかし、あまりに過酷な極限状態の訓練に隊員は次々と脱落していってしまう。

そうした時、星王バズーが率いる数々の異星人が集まった宇宙帝国大星団ゴズマの地球侵略が始まった。ゴズマの戦闘員であるヒドラー兵から逃げ惑う隊員たちは惨殺され、絶体絶命のピンチに陥る。

その時、地球から光が放たれ、生き残った剣飛竜をはじめとした5人の隊員は演習中にその光を浴びて、強化服をまとった戦士に変身してしまう。自分たちの身に起きたことに驚く5人だが、目の前の危機を脱すべく、襲い掛かるヒドラー兵やゴズマの怪人宇宙獣士と戦って撃退する。

自分たちのパワーに驚く彼らに向けて伊吹は言った。自分がしてきた非常識ともいえるこの訓練は、地球守備隊内に設置されている特殊部隊電撃戦隊のメンバー選抜のためだったことと、電撃戦隊の長官は伊吹自身であること、そして彼ら5人は地球に危機が迫ったときに、その危機を脱するために発するアースフォースに選ばれ、その力によって強化服をまとうことができるようになった、と。

こうして5人は、これまで伊吹が選抜してきた電撃戦隊の新しい一員チェンジマンとしてゴズマの地球侵略に立ち向かうことになった。

(10)超新星フラッシュマン
時は地球暦1986年。全宇宙を旅し、さまざまな生体改造実験を続けてゆく改造実験帝国メス。その指揮下にあるエイリアンハンターの一団は、辺境の星・地球でも現地生物の収集を行った。その中には、地球人の子供たちも含まれていた。さらわれた幾人もの子供たちのうち、わずかに5人だけが異星人フラッシュ星人に救われ、遠く離れたフラッシュ星系の5つの星で分かれて育てられた。

それから20年。成長した5人は自分たちをさらったメスが地球侵略を計画していることを知り、養親の制止を振り切って地球に帰還、親子の絆を引き裂いたメスへの怒りとともに地球を守るべく、過酷な環境のフラッシュ星系で鍛えられた強靭な体とフラッシュ星のテクノロジーで超新星フラッシュマンとして戦う。

メスの脱走者であり、フラッシュ星人の英雄タイタンの遺志を伝えたレー・バラキや、20年前に失踪した子供の行方を追うべく独力でタイムマシンを作り上げた時村博士とその一家の支援・協力を得ながら、彼らはメス撃退と肉親捜しという困難な課題に立ち向かっていく。

しかしフラッシュ星人の養親が彼らの帰還に反対したのには理由があった。英雄タイタンがそうだったように、フラッシュ星系で育った者は強靭な戦士だが、フラッシュ星系を長期間離れると反フラッシュ現象を発症し他の星の環境に適応できなくなり、やがて命を落としてしまうからであった。

生命維持のためフラッシュ星へ帰還するタイムリミットを背負うことになってしまったフラッシュマンの5人。

タイムリミットが迫る中、サラが時村博士の娘と判明するが、メスを壊滅させるために全て時間を使いきってしまい、念願の両親との再会は果たせなかった。フラッシュマンは、いつか再び戻ってくると誓いながら地球を離れるのだった。

(11)光戦隊マスクマン
地上とは別の進化をたどったもう一つの人類が住む地底世界は、地帝王ゼーバのもとで地底帝国チューブに統一された。ゼーバは次の目標として地上世界の侵略を開始する。姿レーシングチームのレーサー・タケルに対し恋人の美緒がチューブの存在を警告した直後、突如現れた地割れに美緒が飲み込まれてしまう。彼女の本当の名はイアルで、チューブが派遣したスパイであると同時にかつての地帝王の娘=王女だったが、タケルを愛したためにチューブから離反していたのである。

かねてからチューブの存在を察知していたレーシングチームの代表・姿三十郎は、その脅威に対抗するためオーラパワーの素質がある5人の若者をスカウトして光戦隊マスクマンを結成しており、タケルもその1人だった。地上侵攻を始めたチューブとの初戦に辛くも勝利したマスクマンだったが、地帝城の浮上によって苦戦を強いられてしまう。苦労の末オーラパワーを完全に発動させた5人は、巨大ロボ・グレートファイブによってチューブの作戦を打ち砕く。

没落した家の再興を目指す地帝王子イガムは、妹イアルをたぶらかしたとしてタケルを付けねらう。一方でゼーバ配下の攻撃も次第に激しくなり、ドクロドグラー戦後にグレートファイブが地下に埋もれてしまう。マスクマンはこの窮地に際し、かつて暴走して失われていたギャラクシーロボを取り戻して戦力を増強させる。

チューブはマスクマンのメンバーひとりひとりを標的にするようになり、盗賊騎士キロスによって必殺武器・ショットボンバーが破壊される。イアル姫を手に入れようとするキロスとの対峙で、タケルは美緒とイアルが同一人物であると知る。マスクマンは光戦隊の技師たちの協力で新武器・ジェットカノンを獲得し、その威力でチューブの悪事を阻止し続ける。

アキラがヨロイドグラーの鎧に取り付かれて地帝剣士ウナスに変貌し、イガムとともに仲間に襲い掛かってきたとき、戦いの中でイガムの兜が割れて実は女性であったことが露呈する。タケルは洞窟内で氷に閉じ込められたイアルを発見してキロスと争いになり、割れた氷の破片が胸に刺さったためキロスは死亡する。ゼーバは解放されたイアルとタケルの抹殺をイガムに命じる。

実はゼーバの正体は、かつてイガム王家によって退治された邪悪なリサールドグラーの遺児であり、復讐のために地下世界を乗っ取ると、自らの弱点につながる王家の姉妹の仲を引き裂いたのだった。真実を知ったイガムは家の復興という大義を捨ててイアルと和解し、姉妹に備わった神秘の力で地帝城から放たれる暗黒粒子を消し去って、ゼーバを弱体化させる。マスクマンはリサールドグラーの本性をあらわにしたゼーバを撃ち滅ぼす。

こうして戦いは終わり、地上と地底の2つの世界に平和が戻った。しかしイアルは愛するタケルと別れ、地底の再建に力を尽くす道を選ぶ。そしてイガムはひとり巡礼の旅に出るのだった。

(12)超獣戦隊ライブマン
世界中の若き天才が集まる科学者育成学校科学アカデミア。世界各国にいくつかの系列校が存在し、同じ年頃の青年たちが人類平和のため日々発明と研究にいそしんでいた。その中の一つ、スペースアカデミア号作成に向け熱気覚めやらない日本に近い分校の一つでは、課題である船外活動強化用スーツの開発を行っていた。

天宮勇介、大原丈、岬めぐみ、矢野卓二、相川麻理。スペースアカデミアのパイロットを夢見る仲のいい5人はその夜も実験を遅くまで行っていたが、同じ学友の月形剣史、仙田ルイ、尾村豪の3人が謎の宇宙船に乗り込もうとするのを目撃する。不吉なものを感じた勇介は引き止めようとするが、剣史は彼らにレーザー銃を向け、卓二と麻理は3人を助けるために盾となり凶弾の前に倒れてしまう。そして剣史たちは宇宙船に乗ってどこへともなく姿を消した。

それから2年後、悲願だったスペースアカデミア号の打ち上げの日。選ばれし天才だけで人類支配を企む大教授ビアス率いる武装頭脳軍ボルトが攻撃をかけてきた。スペースアカデミア号は大破、科学アカデミアも全滅してしまった。辛くも生き残った勇介・丈・めぐみらが見たものは、ボルトの手によって悪魔と化した剣史たち3人の姿だった。

だが勇介たちも親友・卓二、麻理の仇を討たんと、2年間アカデミアの校長だった星博士の支援のもと、実験していた宇宙空間活動用スーツを元にした強化スーツと3台のメカを製作していた。超獣戦隊ライブマンとなった彼らは地球の「生きとし生けるものたち」を守るために、そしてかつての友の暴挙を食い止めるために戦うのだった。

(13)高速戦隊ターボレンジャー
今からさかのぼること2万年前、世界は人と妖精と暴魔が存在していた。そして暴魔百族と人間との戦いがあった。人間は妖精と協力して暴魔に勝利、妖精たちの守護獣である聖獣ラキアによって暴魔は封じられる。

しかし、2万年の間に人間は妖精の存在を忘れ、妖精も度重なる自然破壊によって滅んでいった。そして、守護獣ラキアの力が弱ったことで暴魔の封印が解かれてしまう。暴魔は人間に対する積年の恨みを晴らすため、侵略を開始した。

妖精族最後の生き残りであるシーロンは、無公害エンジンを発明するなど卓越した頭脳を持つ太宰博士とともに暴魔との戦いの準備を進め、妖精を見ることができる、都立武蔵野学園高校の3年A組の5人の生徒に地球の未来を託すこととした。

シーロンにターボブレスを与えられた5人は強化服を纏い、ターボレンジャーとして「若さ」を武器に戦う。

(14)地球戦隊ファイブマン
宇宙航行が可能となった時代。1960年代当時から、地球の砂漠化問題に取り組み、生命が死に絶えた星に緑を蘇生させる惑星規模の緑化プロジェクトを進めていた星川博士は、28年前に家族で地球を離れ移住先の荒れ果てた辺境惑星シドンで現星人と共に植樹作業をしていた。ようやく緑が芽生えた1970年のある日、全銀河の星々の支配を企むエイリアン軍団銀帝軍ゾーンの襲撃を受ける。星川夫妻はサポートロボットのアーサーG6と5人の子供たちを住居としていた宇宙船に避難させ地球へと帰還させるが、彼らは生死不明となってしまう。

それから20年後、両親と生き別れになった5人の兄妹は同じ小学校の教師となっていた。ある日、ゾーンは1000個目の惑星として地球の侵略を開始。総攻撃を仕掛けるゾーンは、星川五兄妹の勤めるニュータウン小学校をも破壊していく。その時、突然3体のマシンが現れ、ゾーンの攻撃を駆逐し始めた。

戦闘機を次々と撃墜され唖然とするゾーンの面々の前に、マシンから降りた5人が姿を現した。強化スーツを纏った彼らは自らをこう称した、地球戦隊ファイブマンと。それはゾーンがいつか地球を襲撃するだろうと考え、侵略に備えアーサーG6とともに密かにトレーニングを積んでいたあの5人兄妹だった。

(15)鳥人戦隊ジェットマン
西暦199X年初頭、地球は衛星軌道上に24時間体制で世界中を監視する宇宙基地アース・シップを有す世界規模の防衛組織地球防衛軍スカイフォースによって平和が守られていた。そのスカイフォースでは、太陽系第10番惑星で発見された新元素バードニウムを基に作られた人間の身体能力を強化することのできる新エネルギー・バードニックウェーブが開発され、それを元に人間の力では対応できないような脅威にも対抗できる超人戦士を作り出そうという、鳥人戦士製造計画Jプロジェクトが極秘に進行していた。

プロジェクト責任者の小田切綾は、犯罪や災害が起こると派遣される地上の隊員スカイフォーサーの中から5名の優秀な人物を選抜する。天堂竜は最初の被験者としてアース・シップでバードニックウェーブを浴び、強化人間ジェットマンの第1号であるレッドホークへの変身能力を身に着けた。

しかしその直後、さまざまな次元の世界を侵略してきた次元戦団バイラムの襲撃により、アース・シップは壊滅的な被害を受ける。多くの犠牲者が出るなか、竜の恋人だった藍リエが宇宙空間に消え、竜は小田切長官と共にジェットマシン・ジェットホークで脱出する。

リエを含む残りの被験者が浴びる予定だった4人分のバードニックウェーブは、4条の稲妻となって地球へ照射される。小田切と竜は、バードニックウェーブを浴びた4名を捜し出し、鳥人戦隊ジェットマンとしてバイラムに立ち向かわせようとしたが、その4人はいずれも民間人で、一筋縄ではいかない曲者揃い。5人は戦いの中で時には反目し、時には恋心を抱きながら、バイラムとの戦いに互いの青春を燃やしていく。

(16)恐竜戦隊ジュウレンジャー
かつて地上は恐竜と、恐竜から進化した人間「妖精族」が共に暮らしていた。しかし1億7千万年前、恐竜部族の長の一人が悪魔と契約して人類滅亡を画策。五大部族たちは守護獣と共に、悪魔と悪魔に魂を売った魔女バンドーラと戦う。悪魔を撃退し、1億7000万年周期で宇宙を巡る惑星ネメシスへバンドーラと手下たちを封印したが世界は大氷河に覆い尽くされ、恐竜は絶滅してしまう。

恐竜族は長い時間の間に消え、妖精族は新たに進化した人間に溶け込み暮らしていたが、ネメシスに飛来したスペースシャトルの乗組員たちのミスでバンドーラが復活し、再び地球を狙う。しかし、長い眠りについていた古代人類の戦士たちもまた、彼らと戦うために不思議仙人バーザによって目覚めた。

地上に残された最後の恐竜の卵を巡る神と悪魔の決戦の物語が始まった。

(17)五星戦隊ダイレンジャー
今から8,000年前の紀元前6,000年ごろ、中国南部にダオス帝国(ダオス文明)が誕生した。そこは、サイキックパワーの能力(妖力)を使うゴーマと気力による気功術に長けたダイ族が、後の現生人類の祖先として現代文明を築く妖力や気力を持たないシュラ族を奴隷のように扱い支配していた。だがある日、帝国の独裁を願うゴーマ族の強硬派は、覇権を狙って帝国を自分たちの支配下に置こうとダイ族に攻撃を仕掛けてきた。平和を愛するダイ族は戦いを決意し、その日から長い戦いが始まった。長く6,000年近い戦乱の末、帝国が衰退して滅亡すると共にゴーマ族は自ら眠りにつき、ダイ族は表舞台から姿を消し、戦いは終わり文明が崩壊した後、シュラ族が繁栄したことによって新たな文明が興った。

しかし現代にゴーマが復活し、暗黒の世界を作りあげようとしていた。その時、「天に輝く五つ星」が現れた。彼らは気力や拳法を使う若者で、ダイ族の生き残りである道士・嘉挧(どうし・かく)の導きにより、転身(変身)する。

(18)忍者戦隊カクレンジャー
戦国時代、時の忍者たちは人間界を征服せんとする妖怪たちと長きに渡る激しい戦いを繰り広げていた。戦いの末、鶴姫を筆頭とする5人の隠流忍者が伝説の三神将より与えられた封印の扉内部へ総大将ヌラリヒョンと膨大な妖怪エネルギーを閉じ込めることに成功。妖怪たちは指導者と力を失い、衰退する。

それから400年。忍者が人の世から廃れた現代で今は一般人として暮らしている隠流の末裔たち…猿飛佐助の子孫サスケと霧隠才蔵の子孫サイゾウの二人はふとしたことがきっかけで人間社会に溶け込み隠れ暮らしていた妖怪カッパに騙されて封印の扉を開けてしまい、妖怪たちを復活させてしまう。

先祖代々封印の扉を見守ってきた鶴姫家の24代目総領鶴姫は妖怪の復活を察知し、封印の5忍者の末裔、サスケとサイゾウそして三好清海入道の子孫セイカイと児雷也の子孫ジライヤを集め、ともにカクレンジャーとして妖怪の再封印を決意する。

クレープ屋を営みながら妖怪封印の旅を続ける5人。しかし、てんでばらばらで動いていたはずの妖怪たちの裏から邪悪なる存在が現れ、彼らは苦しい戦いを強いられるようになっていく。

(19)超力戦隊オーレンジャー
6億年前に存在した超古代文明。その副産物である機械生命体が突如反乱し、暴動が鎮圧されてから幾壮年。西暦1996年、月面にその拠点を置くマシン帝国バラノイアは地球支配を果たすべく再び人類に宣戦布告を行う。地球人類の奴隷化と地球資源の没収による全面降伏に応じない人類に対して世界の主要都市であるニューヨークとパリに壊滅的打撃を与えたバラノイアの次の標的は日本の東京に向けられた。

だが人類はこの脅威に屈することなく国際空軍(U.A)の各地基地のメンバーからの防衛部隊U.A.O.H. =オーレンジャーを編成。カンブリア紀以前に栄えた超古代文明が遺した超力を武器にバラノイアに立ち向かう。

人間と機械の戦いは、6億年前の英雄キングレンジャー/リキや、謎の魔神ガンマジンの参戦、そしてバラノイア内部の内紛と世代交代を経て、より激しさを増していった。

(20)激走戦隊カーレンジャー
宇宙中を暴れ周り、狙った星を超豪華花火にして爆破してしまう宇宙暴走族ボーゾックが地球からはるか遠く離れたハザード星に襲来し、滅ぼしてしまった。

脱出に成功したハザード星人の少年・ダップは母親が死の直前に語った星座伝説の戦士カーレンジャーがいるという惑星「地球」に向かい、ボーゾック打倒を誓う。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(=地球)に定め、手始めにニッポンポン(日本)を襲うことに。

ダップが辿り着いたのは小さな自動車会社ペガサス。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の力であるクルマジックパワーをはじめ、あの手この手でカーレンジャーに変身させていく。最初は乗り気でなかったものの、ボーゾックの本格的侵攻を目撃した5人はカーレンジャーとしてボーゾックと戦う決意を固める。

そこまでは良かったのだが、5人はその後も「安月給の上にカーレンジャーまでやらなければならない」ことへの不満を垂れ流したり、個人的な理由で出撃をためらったりとどうにも統率が取れない。一方のボーゾックも、観光気分で日本を訪れたり、地球侵攻以外の個人的な用事を優先したり、時にはカーレンジャーと交流を持ったりと、どことなく気の抜けた戦いが繰り広げられていた。

そして、宇宙で交通違反の取り締まりにあたっていたポリス星の警察官・シグナルマンも地球に赴任する。交通ルールを異常に重視する彼は、カーレンジャー・ボーゾック双方にとって時には力強い味方、またある時には大迷惑な存在として見られるようになった。

そんな戦いの様子を見ていたボーゾックのスポンサーこと暴走皇帝エグゾスは、彼らの間抜けな戦いぶりに業を煮やして表舞台に姿を現し、宇宙ハイウェイ建設のためにチーキュを排除すべく、ボーゾックの指揮を執り始める。カーレンジャーはエクゾスの地球爆破計画を阻止するため、宇宙に眠っていた伝説の車「野生の車」や、ダップの父・VRVマスターの力を借りてパワーアップを図り、エクゾスに立ち向かう。

(21)電磁戦隊メガレンジャー
1997年、諸星学園高校3年伊達健太は、巷で人気のアーケードゲーム『メガレンジャー』を遊ぶために訪れたゲームセンターで謎の男たちにスカウトされ、とある施設に連れて行かれる。男たちは世界科学連邦 (I.N.E.T.) の職員で、健太はI.N.E.T.のあるプロジェクトに抜擢されたのだという。

健太が詳細を聞こうとした時、I.N.E.T.の拠点である施設デジタルセンターを激しい衝撃が襲い、ついでこの世のものならざる異形の存在が襲撃してきた。混乱の中、偶然見学に来ていた同じ高校のデジタル研究会(デジ研)部員、遠藤耕一郎・並樹瞬・城ヶ崎千里・今村みくと落ち合った健太を前に、I.N.E.T.の指導的科学者久保田衛吉博士は、異形の存在がネジレジアという異次元からの侵略者であることや、健太がI.N.E.T.の組織したデジタル戦士メガレンジャーとしてネジレジアの侵攻から地球を守るべく合格して選ばれたことを告げる。実は、アーケードゲーム『メガレンジャー』とは電磁戦隊メガレンジャー適格者の選抜テストのために設置した訓練用テストマシンだった。さらに、機能停止したエレベーターを連携して再起動させたデジ研4人の優秀さに目を見張った久保田は、彼らにもデジタイザーを渡し、インストールしてI.N.E.T.職員がシャトルで脱出するまでの間、ネジレジアを食い止めるよう依頼する。

好奇心からメガレンジャーになることを応諾した健太たちであったが、それは現実世界(三次元)の防衛の任務と卒業を1年後に控えた高校生活、熾烈な二重生活の始まりを意味していた。

(22)星獣戦隊ギンガマン
銀河を荒らし星々を食い尽くす宇宙海賊バルバン。3,000年前地球を襲った彼らは、地球の自然から与えられる星を守る力・アースを持つ戦士たちと、銀河の平和を守るために戦う神秘の動物・星獣によって海底に封印された。しかし、海底地震の影響で封印が破れ、彼らは現代に復活する。

そのころ、かつてバルバンを封印して、アースを体得し自然とともに暮らす人々の故郷・ギンガの森では戦士の証・星獣剣を受け継ぐアースの戦士の継承式が執り行われていた。第133代目の戦士として選ばれたのはヒュウガ・ハヤテ・ゴウキ・ヒカル・サヤの5人。その式の途中で、かつての戦士の子孫に報復すべくバルバンが襲撃してきた。彼らはバルバンを迎え撃つがヒュウガはゼイハブに敗れ、地割れの中に姿を消してしまう。しかし地割れに飲み込まれる寸前、ヒュウガは星獣剣を実弟・リョウマに託す。リョウマは兄に代わり新たな戦士となり、他の4人とともに伝説の戦士・ギンガマンへと転生し、バルバンを撃退する。

しかし、ヒュウガの死を悲しむ暇もなく、再びバルバンが森を襲う。長老オーギはギンガの森の力を悪用されないため、5人の戦士にバルバン討伐を託し、自らも含めた住人ごと森を封印。石化したギンガの森は湖の底へ沈み、5人は生まれ育った森を出ることになる。

そして母艦である強大な魔獣ダイタニクス復活を目論むバルバンは、復活のエネルギーとして伝説のエネルギーであるギンガの光を欲し、行動を開始。5人はリョウマがたまたま知り合った少年・青山勇太の父の紹介で乗馬クラブの従業員となり、バルバン復活を知って彼らの元に現れたギンガレオンをリーダーとする五星獣とともに、地球を滅ぼそうとするバルバンに立ち向かう。

(23)救急戦隊ゴーゴーファイブ
西暦1999年、世紀末の地球に5人の兄妹がいた。江戸火消しを祖先に持つ巽家の五人兄妹、長男・マトイ(消防士)、次男・ナガレ(化学消防班員兼研究者)、三男・ショウ(消防ヘリコプター隊員)、四男・ダイモン(警察官)、長女・マツリ(救急隊員)。5人はそれぞれ、人々の命を守る自らの仕事に誇りを持って職務に取り組んでいた。

ところが、ある日出勤したところ、なぜか全員退職したことになっていた。退職届けを出した人物が、8年前に行方不明となった父・巽モンドであることを知った兄妹がその理由を問い詰めると、突如空が暗雲で覆われた。それは父・モンドが何年も前に予測した世界の大災害・大魔女グランディーヌを降臨させようと、災厄をもたらす悪の一族、災魔一族が飛来してきたからだった。地上は天変地異にあふれ、やがて大混乱に陥る。

巽世界博士は秘密裏に立ち上げていた巽防災研究所の存在を明かし、自らの子供である5兄妹を救急戦隊ゴーゴーファイブに任命。兄妹たちは父の開発したアンチハザードスーツを着装、救急ロボやツールを駆使し、災魔一族に立ち向かう。

(24)未来戦隊タイムレンジャー
時は西暦3000年。タイムマシーンなどのタイムワープ技術が確立・実用化されたのはわずか10年ほど前であるが、既に宇宙航行と異星への交流は日常化している。その平和な今を守るべく設立された、不法な歴史修正などを監視する公的機関時間保護局。ここに一つの警報が鳴り響く。それは1,000年間の圧縮冷凍刑を受ける予定の大物マフィアであるドン・ドルネロが、自身の配下ごと日本へ逃亡したというものだった。時間保護局のレンジャー隊隊長のリュウヤはユウリら4人の新人レンジャー隊員とともに逮捕に向かうが、これはドルネロ一味の策略であり、リュウヤはドルネロの情婦であるリラが変装した偽者。彼らはドルネロが収容されたロンダー刑務所ごと、イグレックと一緒に西暦2000年の日本へと逃亡してしまった。

船から放り出され、西暦2000年の日本に到着したユウリたち。意気消沈する彼らの前に現れたのは、リュウヤに瓜二つの容姿を持つ20世紀人の浅見竜也。ユウリたちは圧縮冷凍を解除されて暴れる刑務所の服役囚たちを鎮圧すべく、唯一残った緊急時用の強化服システムを着用=変身しようとするが、着装システム・クロノチェンジャーは時間保護局の1チーム規定人数である5人がいなければ初起動できない、という制約がかけられていた。本来ならリュウヤを含めての構成であったため、困った彼らは竜也を半ば強引にメンバーにして変身を遂げ、1人目の囚人の収容に成功。成り行きでタイムレッドになった竜也であったが、「自分の運命は自分で決める」という固い意思の下でタイムレンジャーへの加入を決める。

一方、ユウリたちは時間保護局本部と連絡することに成功するが、本部からはドルネロの逃走によって生じた歴史の歪みを拡大しないため、ドルネロと彼によってロンダーズファミリーと名づけられた服役囚たちを全員逮捕するまで、20世紀に留まるように厳命されてしまう。ユウリたち4人は竜也とともに2,000年の現代で暮らしながら、ロンダーズ構成員たちの犯罪の阻止と逮捕に取り組むこととなる。

(25)百獣戦隊ガオレンジャー
21世紀を迎えた世界は環境汚染・生態系の異常・人間関係の疲弊化により、地球の生命力が減少しつつあった。それにより闇の奥底から発生した邪気が具現化し、角を持つオルグと呼ばれる邪悪な鬼の一族が出現した。

ある週末の夜。都心に現れたオルグと戦う4人の戦士ガオレンジャーは、混乱の中でパレードに参加していた象が暴れるのをなだめた獣医師・獅子走を見かける。騒ぎの翌日、ガオの巫女・テトムの命を受けたガオレンジャーの4人に連れて行かれた獅子は、空に浮かぶ天空島アニマリウムで、守護聖獣パワーアニマルという大地の精霊である正義の野獣たちのリーダー・ガオライオンに出会う。ガオライオンは獅子を認め、テトムへ彼を連れてくるように伝えていたのだった。ガオイエローと名乗るリーダー格の青年・鷲尾岳は彼に告げる。もしガオレンジャーになりたいのなら、「獅子走」という名も、その過去も捨てろ、と。

それに対して獅子は答える。「俺は獣医だ。医者は助けを求める声に応えないわけにはいかない」。

こうして彼は、パワーアニマルに選ばれしネオ・シャーマンの戦士ガオレンジャーの5人目にしてガオライオンに選ばれたリーダー・ガオレッドとなり、他の4人とともにオルグとの戦いに身を投じる。

(26)忍風戦隊ハリケンジャー
約500年前の戦国時代からの伝統を持ち、各界にOB・OGを大量に送り込んでいる忍者の一流派である疾風流(はやてりゅう)。ライバルである迅雷流(いかづちりゅう)との対抗戦を控えたある朝、流派の拠点である養成学校忍風館は宇宙忍群ジャカンジャを名乗る集団の襲撃を受け、学生も校舎も謎の忍法で消されてしまう。館長の日向無限斎は強敵に善戦するが、形勢不利となりハムスターに変身して脱出。娘で各種アイテム開発のプロであるからくり博士の日向おぼろの下に逃れた。

全滅してしまったかと思われた学生たちだったが、朝礼をサボっていた椎名鷹介・野乃七海・尾藤吼太の落ちこぼれ3人組が無事だった。忍風館での3人の大先輩であるおぼろは、ハムスターから戻る呪文を失念し行動に制約が生じてしまった無限斎の意を受けて、彼ら3人に強化スーツを与え、200年間後継者が途絶えている疾風流の奥義を極めた伝説の称号忍風戦隊ハリケンジャーとして、ジャカンジャと戦うことを命じた。

だが、生き残ったのは疾風流の3人だけではなかった。迅雷流忍者でありながら、アウトサイダー的立場に置かれていた霞一甲・一鍬の兄弟もまた、ジャカンジャの襲撃から逃れていたのだ。共闘を呼びかける鷹介たちだが、霞兄弟はそれを拒む。亡き父・一鬼が探求し、ジャカンジャも狙っているという「アレ」を追うために。

それぞれの流派の思惑が絡み合う中、地球の忍者と宇宙の忍者たちによる壮絶な戦いの火蓋は切られた。

(27)爆竜戦隊アバレンジャー
ある夜、多くの人で賑わう東京に巨大な機械の恐竜が出現。街を破壊し始めた。
異次元空間にあるもう一つの地球「ダイノアース」を滅ぼした邪命体エヴォリアンが「アナザーアース(人類が住んでいる地球)」に侵攻してきたのだ。
これを防ぐため、ダイノアースの竜人戦士アスカが、アナザーアースを救うべく現れる。アスカは、精神エネルギー「ダイノガッツ」の強い、伯亜凌駕(アバレッド)、三条幸人(アバレブルー)、樹らんる(アバレイエロー)ら3人の若者に、変身アイテム「ダイノブレス」を与える。3人はアスカ(アバレブラック)と共にアナザーアースを守るべく、ダイノアースのもう一つの住人である機械の恐竜=爆竜と心を通わせ、エヴォリアンとの戦いに身を投じる事になる。

(28)特捜戦隊デカレンジャー
恒星間飛行が現実のものとなり、地球人類と異星人の交流が日常となっている時代。犯罪もその態様を変えていた。地球人が持たない身体能力や地球文明が及ばない科学技術を用いた犯罪は、もはや地球の警察の処理能力の限界を超えてしまっていた。このような星間犯罪を取り締まる惑星間組織が、宇宙警察スペシャル・ポリス・デカレンジャー(略称「S.P.D」)である。

ある日、巨人種異星人によるバスジャックが発生した。犯人はまとめ役でもあるホージーこと戸増宝児率いる宇宙警察地球署の刑事たちによって素早く逮捕されたが、処理を終えて戻ってきた刑事たちを地球署署長ドギー・クルーガーが待っていた。彼は先に護送されてきた犯人に対する取り調べで謎の金属を犯人が所持していたことと、鑑定でその金属は明白に地球外物質であると分かった旨を伝える。署長はこの犯人が何者かによって運び屋に使われたと推測していた。

早速聞き込みに出たホージーたちは金属の秘密を知る人物を突き止めるが、目の前で何者かに射殺されてしまう。暗殺犯は大量のメカ人間を放って刑事たちの足止めを図るが、突如割り込んだ6輪パトカーのマニピュレーターに捕まってしまう。パトカーから降りた、警察官にあるまじき派手な髪型の男の名は「バン」こと赤座伴番。ドギーの要請で地球署に配属されたばかりの新米刑事だった。

(29)魔法戦隊マジレンジャー
とある街の古風な一軒家に住む小津家。家の主である小津深雪は、自身の子供たちで上から長男の蒔人、長女の芳香、次女の麗、次男の翼、三男の魁の5兄弟とごく普通の暮らしを営んでいた。

しかしある日曜日の朝、一家の前に光の魔法陣が出現。そこから醜悪な化け物が飛び出て子供たちは動揺する。しかし母の深雪だけは奇妙な形の携帯電話を用いて天使を思わせる白い姿に変身し、化け物を倒す。あっけに取られる子供たちを他所に家路につく母。当然ながら質問攻めにあうが、紅茶を飲みながら母は平然と答える。

先ほど倒した化け物は、かつて地上侵略を企み、天空聖者たちによって封印された地底冥府インフェルシアの冥獣であること。自分は復活したインフェルシアと戦うため、天空聖者から魔法を授かった魔法使いマジマザーであること。さらに魁が赤ん坊のころに「冒険家で山で遭難した」父親こそが天空聖者であること。これらの真実を告げ、蒔人、芳香、麗、翼の4人に魔法戦隊マジレンジャーとなって戦うよう魔法ケータイ・マージフォンを与えるが、魁だけは年若すぎること、さらに「勇気と無茶は違う」という理由でマージフォンが与えられなかった。しかし彼はマージフォンを自身の勇気で作り出し、正式にマジレンジャーの一員となった。

そんな中、突如現れたインフェルシアの魔法使い「魔導騎士ウルザード」が魁たちに襲いかかる。深雪は子供たちを守るため単身戦うも、ウルザードの前に敗れ、消滅してしまう。

インフェルシアから世界を守る運命を背負わされた5兄弟の戦いは、こうして幕を上げるのだった。

(30)轟轟戦隊ボウケンジャー
地球に眠る、大いなる力を秘めた現代の科学水準を超えた古代の危険な秘宝プレシャス。世界を滅ぼすことも容易いそれらの秘宝を狙う悪は多くいる。民間団体・サージェス財団は、プレシャスを回収し悪の手に渡らないよう安全に保護・管理するための精鋭部隊を結成した。彼らこそ轟轟戦隊ボウケンジャーである。

ボウケンジャーの明石暁ら3人は、新メンバーである伊能真墨と間宮菜月らとともに、プレシャス“ゴードムの心臓”の回収に向かう。入隊テストを兼ねて先行した新メンバー2人だったが、トラップに引っ掛かり大地の震えとともに海底遺跡が浮上。それに伴い、遺跡内の奥深くにあった石棺の封印も解け、ゴードム文明の古代人・大神官ガジャも眠りから覚めてしまった。

改めて5人で遺跡に突入したボウケンジャーはゴードムの心臓を発見するが、ガジャに奪われて巨神ゴードムの動力源として利用される。ボウケンジャーは巨大ロボ・ダイボウケンを繰り出して巨神を倒すが、ガジャは突如現れたジャリュウ一族に連れ去られた。世界の行く末さえ決める力を持つプレシャスを巡り、ボウケンジャーと数多の悪の組織・ネガティブシンジケートとの戦いが始まった。

(31)獣拳戦隊ゲキレンジャー
獣拳は、獣の力を心に感じ、獣の力を手にする拳法である。古代中国で誕生したこの拳法は、ある時を境に正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」と、邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」に分かれた。そして現代、激獣拳は表向きはスポーツメーカー「スクラッチ」を組織し、裏では最新のスポーツ科学を使いその技を進化させていた。一方、臨獣拳は理央という青年に率いられ、悪の組織「臨獣殿」を再興していた。

樹海で虎に育てられた青年・漢堂ジャンは、スクラッチの女性重役・真咲美希と偶然出会い、その才能を見出され「ゲキレンジャー」の一員ゲキレッドとなる。ジャンは、宇崎ラン、深見レツといった若きゲキレンジャーの仲間たちとともに、マスター・シャーフーを始めとした「七拳聖」たちとの修行を通じて「心技体」を磨き、学び成長していく。対する臨獣殿の理央も強さを求め、腹心の部下である女性拳士メレとともに、かつての大乱により封印されていた「三拳魔」たちを蘇らせ、彼らとの修行などを通じ力を増していく。

両派の戦いが激化する中、新たに2人の仲間を加え、ゲキレンジャーは5人となる。臨獣殿では三拳魔が全員復活を果たし、彼らの技「秘伝リンギ慟哭丸(どうこくがん)」によって、七拳聖が封印されてしまう。ゲキレンジャーは、獣拳の聖地で新たに開花した力により拳魔たちを打ち破り、七拳聖を救い出す。一方、三拳魔亡き後の臨獣殿では、理央の前に謎の青年ロンが姿を現し、「幻獣拳」の存在を告げる。さらなる強さを求め、ロンの勧めを受け入れ、メレは幻獣拳の四幻将に、理央は幻獣王に姿を変える。新たに始まった幻獣拳との戦いの中で、ジャンの父親が、理央が過去に唯一倒せなかった「白虎の男」ことダンであることが判明する。ジャンの出自を知った理央は、ジャンを「宿命の相手」と見定め勝負を挑む。2人の戦いの決着がついた時、理央の体に異変が起こる。

全ての黒幕はロンであり、ロンの目的は、数千年に一人の逸材である理央を、世界を滅ぼす「真の幻獣王」すなわち「破壊神」にすることだったと明かされる。その企みの一環として、幼少時に理央の肉親を皆殺しにし、理央に「強さを求める」強迫観念を植え付け、理央の「執着」の源であるダンにまつわる者を消すために幼いジャンの村を滅ぼしていたことなど、それまで謎とされてきた出来事のからくりが次々とロンの口から告げられる。ジャンとの勝負の決着がついたことで、真の幻獣王への覚醒を阻害していた「宿命の相手ジャンへの執着」が消え、一度は破壊神へと成りかけた理央だったが、メレに対する想いが人間としての理性をつなぎ止める。幻獣拳を捨て再び臨獣拳士へと戻った理央とメレは、ゲキレンジャーと協力してロンを倒した…かに見えた。

だが、ロンの真の正体は「無間龍」と呼ばれる不死身の存在だった。真の姿を現したロンの攻撃からゲキレンジャーを庇い、メレ、そして理央もロンに捨て身の攻撃で死を遂げる。不死身のロンを相手に絶体絶命のジャン、ラン、レツの3人は、他の2人が時間を稼いでいる間に、理央が死の前に残した「リンギ全臨伝授」によって魂だけが幻の臨獣殿へと導かれ、そこで今は亡き三拳魔たちから修行を受ける。二つの流派は一つに還り「獣拳奥義・慟哭丸」が完成し、それによりロンは小さな球に封印された。戦いが終わった後、ゲキレンジャーの5人は別々の道を歩みだす。

(32)炎神戦隊ゴーオンジャー
意思を持ち、言葉を話す乗り物型の機械生命体「炎神」。彼らが住む異世界・マシンワールドでは、汚れた環境を好み公害を撒き散らそうとする機械生命体「蛮機族ガイアーク」が猛威を振るっていた。勇敢な炎神・スピードルたちが戦い勝利を果たしたものの、ガイアークたちは別の世界へと逃亡していった。

それから半年後。人間たちが暮らす地球=ヒューマンワールドにガイアークが出現。次々と地球の大気を汚していくガイアークの前に、3人の若者が立ちはだかる。彼らこそ、ガイアークを追ってヒューマンワールドへやって来た炎神とともに戦う正義の味方、炎神戦隊ゴーオンジャーだった。

そんなゴーオンジャーたちの姿を見た2人の若者もまた、ガイアークと戦う決意をする。紆余曲折を経て5人となったゴーオンジャーは、気持ちも新たにガイアークと戦っていく。

(33)侍戦隊シンケンジャー
この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪外道衆。外道衆は遥かな昔から人間たちを襲い苦しめてきたが、300年前(1709年)より外道衆と戦い続けてきた者たちがいた。

彼らの名は侍戦隊シンケンジャー。志葉家の当主とその家臣で構成された“侍”たちである。彼らはモヂカラと呼ばれる不思議な力を操りながら戦い、先代当主の時代には、外道衆の大将血祭ドウコクの封印に成功した。

時は流れ2009年。志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は、当初はシンケンレッドとして一人で外道衆と戦っていたが、外道衆の本格的な攻勢が始まることを察知した後見役の日下部彦馬は、いずれ一人での戦いに限界が来ることを危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集した。

(34)天装戦隊ゴセイジャー
護星天使、それは太古の昔から人知れず悪の手から地球を護り続けている存在である。

宇宙虐滅軍団ウォースターは、次の標的に地球を選んだ。彼らは地球侵略に護星天使の存在が邪魔だと判断し、護星界と地上を繋ぐ天の塔を破壊するが、地上には5人の見習い護星天使がいた。彼らは天装戦隊ゴセイジャーとして、地球を守るために立ち向かう。

苦しい戦いの末にゴセイジャーはウォースターを倒したが、1万年前の護星天使が「エルレイの匣」に封印した地球犠獄集団・幽魔獣のブロブの膜インとビッグフットの筋グゴンが現代に蘇り、姿を変え現れたチュパカブラの武レドランとともに地球を毒に汚染された世界へと変えようとする。戦いの中で幽魔獣と敵対する戦士・ゴセイナイトが現れ、ゴセイジャーと共闘する。

膜インはエルレイの匣で全ての幽魔獣のパワーを集めた後、自らの体内に隠された粘菌をばら撒いて地球を毒の星に変える計画を実行に移すが、筋グゴンともどもゴセイジャーたちに倒され、野望は阻止された。

幽魔獣を倒したゴセイジャーとゴセイナイトだったが、海底から10サイのロボゴーグやエージェントのメタルA、ロボゴーグによって記憶を消され改造されたサイボーグのブレドRUNら機械禦鏖帝国マトリンティスが現れ、ゴセイジャーたちと敵対する。度重なる地球侵攻作戦でゴセイジャーのデータを集め終えたマトリンティスは総攻撃を開始。戦いの末、ロボゴーグとメタルAは記憶を取り戻したブレドRUNによって倒され、ブレドRUNはゴセイジャーに宣戦布告し姿を消す。

再び現れたブレドRUNは、自身が護星天使・救星主のブラジラであると正体を明かし、地球を1度滅ぼして新たに創造した地球に君臨するため、配下のダークヘッダーをゴセイジャーと戦わせる。

ゴセイジャーたちに倒されたダークヘッダーたちは楔として地球に打ち込まれていく。3つの楔が打ち込まれたことで、ブラジラは地球を滅ぼすネガー・エンドの儀式の準備を整えるが、ゴセイジャーたちに倒される。ブラジラは「救星はならずとも破壊だけは必ず果たす」と笑いながら砕け散り楔に自身の残りのパワーを送り込むが、ゴセイジャーと地球自身が起こした奇跡ゴセイグローバルによって儀式は阻止される。

最終決戦後、ゴセイジャーたちは正規の護星天使へと昇格した。しかし「もっと地球や人間たちのことを知りたい」との希望により地上に滞在することを決め、飛び去っていった。

(35)海賊戦隊ゴーカイジャー

宇宙の全てを我が物にしようとする宇宙帝国ザンギャックの大艦隊が地球を襲撃した。地球の平和を守るために立ち上がったのは、数々の悪から地球を守り続けてきた、34のスーパー戦隊だった。

戦いの末、34大スーパー戦隊はザンギャックの大艦隊を退けることには成功したものの、その勝利の代償として戦う力を失い、その力はレンジャーキーと呼ばれる鍵となって宇宙へ散らばってしまった。彼らはやがて伝説の存在になり、この戦いは後にレジェンド大戦と呼ばれるようになった。

そのレジェンド大戦から数年後。地球に眠るという宇宙最大のお宝を求めて、キャプテン・マーベラス率いる海賊戦隊ゴーカイジャーと名乗る5人の宇宙海賊が地球に訪れた。お宝を探して地球を散策する5人だが、時を同じくしてザンギャックが地球への再侵攻を開始。ザンギャックの非道なふるまいが気に入らない5人は宇宙からかき集めた34大スーパー戦隊のレンジャーキーを使い、勢いで戦いを挑む。

宇宙最大のお宝を探すため、ザンギャックとの正面衝突を覚悟しながらも地球に留まることにしたゴーカイジャー一同。元々正義感が皆無の彼らにはザンギャックと戦い、地球を守る義理は一切持っていなかったが、地球の人々や歴代スーパー戦隊メンバーのレジェンドとの出会い、そしてゴーカイシルバーの力を手にした地球人伊狩鎧の仲間入りを経て、次第に地球の「守るべき価値」を見出していく。しかし一方で、ザンギャックに私掠許可を与えられた宇宙海賊で、かつてマーベラスが所属していた赤き海賊団を裏切り壊滅へと追いやったバスコ・タ・ジョロキアも、宇宙最大のお宝を手に入れるため、スーパー戦隊の大いなる力を狙っていた。

(36)特命戦隊ゴーバスターズ
新西暦1999年のクリスマス、転送研究センターのスーパーコンピューター内に侵入した謎のコンピュータウイルスがメインプログラム「メサイア」に感染した。ウイルスの影響で意思を手に入れたメサイアは暴走、世界の支配を提唱し、瞬く間に転送研究センターのコンピュータを乗っ取っていく。センターの研究員たちは暴走の拡大を抑えるため、施設ごと亜空間に転送する道を選ぶ。施設が亜空間へ飛ばされた直後、跡地に3人の子供と3体の作業用ロボットが転送されてくる。彼らは事件のとき施設にいた者たちで、その身にはワクチンプログラムが宿っていた。

メサイアの暴走は収まったものの、それは一時的なものにしか過ぎず、時を経てまた現世に戻ってくるかもしれない事実を知った黒木タケシは子供たちを引き取った上でいずれ訪れるメサイアたちの襲来に備え、彼らを戦士に育て上げることとなる。

13年後の新西暦2012年。そこではエネトロンと呼ばれるクリーンエネルギーが人類にとって必要不可欠な存在となっている。その現世にメサイアが率いる組織・ヴァグラスが襲来。メサイアを現世に呼び戻すため、大量のエネトロンに狙いを定めた。ヴァグラスの襲来に対抗するのは、ブルーバスター=岩崎リュウジ、イエローバスター=宇佐見ヨーコの2人で結成される、エネルギー管理局特命部所属の特殊部隊・特命戦隊ゴーバスターズ。2人は13年前の事件で難を逃れたあの子供たちである。

エネトロンを巡ってヴァグラスに立ち向かうゴーバスターズ。やがて、2人の前に同じく13年前の事件で難を逃れた男・桜田ヒロムが現れた。彼は幼いころの約束を果たすべく、レッドバスターとなる。ゴーバスターズの3人は、3人とともに転送されてきた3体のバディロイドや、特命部の面々とともにヴァグラスに立ち向かう。

戦いの中、13年前の事件で亜空間に飛ばされていたはずのエンジニア・陣マサト=ビートバスターとバディロイドのビート・J・スタッグ=スタッグバスターが現れる。2人の登場に驚きつつも、亜空間へ転送された人々が必ずしも命を落としていないという希望を感じたゴーバスターズの3人は新たに現れた陣たちと協力し、ヴァグラスとの戦いを続ける。

(37)獣電戦隊キョウリュウジャー
遥かな太古、地球に飛来した暗黒種であるデーボス。それと戦った当時の地球の覇者が恐竜たちであった。賢神トリンは選ばれた恐竜たちに機械の身体を与え、自らの魂を重ねて「獣電竜」とし、デーボスに反撃する。彼らの反撃を受けたデーボスは魂を氷漬けにされ、海に封印された。

そして現代、デーボスの部下たちであるデーボス軍が復活。これに対抗すべく賢神トリンは選んだ人間を獣電竜と戦わせ、その勝負に勝った人間にキョウリュウジャーに変身できる力を与える。そして再びキョウリュウジャーとデーボス軍との戦いが始まった。

(38)烈車戦隊トッキュウジャー
西暦2014年。地底から現れた悪の帝国シャドーラインが世界を暗黒に包もうと猛威を振るい始めた。シャドーラインは拠点となる「ステーション」を増やすため、様々な場所で悪事を働き、闇の路線を増やそうとする。

ある日、大勢の子供がシャドーラインの巨大車両クライナーに拉致された。ところがその子供たちの中に一人の青年ライトが混じっていた。そこへシャドーラインの対となる線路レインボーラインを通る巨大車両烈車が現われ、クライナーと激突。クライナーと烈車が停車すると、烈車レッドレッシャーからトッキュウジャーと名乗る4人の戦士が降りてきた。シャドーラインの怪人と戦うトッキュウジャーだが、乱入したライトが無謀にもシャドー怪人に立ち向かい、返り討ちに遭う。

ライトが目覚めるとそこにいたのはそれぞれトカッチ、ミオ、ヒカリ、カグラと名乗る4人の若者。彼らこそトッキュウジャーの正体であり、ライトの幼馴染だった。しかし、ライトを含めた5人は幼馴染であったこと以外の記憶を失っていた。そして5人はレッドレッシャーの車掌の口から、高い想像力イマジネーションを持つ者として認められ、シャドーラインを迎え撃つ戦士トッキュウジャーに選ばれたことを知る。

(39)手裏剣戦隊ニンニンジャー
1571年、伊賀崎一族を初めとする忍者たちは、牙鬼一族の当主で恐怖による天下統一を目論む史上最悪の武将牙鬼幻月を打ち倒した。幻月は最期に「444年後、もう一度、天下を恐怖で支配せん」という予言を残して絶命し、後に予言通り復活する。伊賀崎家最強の忍者伊賀崎好天は、妖怪となり復活した幻月と戦い、48枚もの封印の手裏剣で祠に封じる。好天は後にラストニンジャと呼ばれる伝説の存在となった。

2015年。好天の孫である伊賀崎天晴は4年ぶりに放浪の旅から伊賀崎忍術道場に帰ってきたが、突如その道場に謎の怪人たちが出現。天晴はすぐさまアカニンジャーに変身し、その怪人たちを撃破する。そこには父の伊賀崎旋風に妹の伊賀崎風花、いとこの加藤・クラウド・八雲、松尾凪、百地霞も集まっていた。旋風は5人に幻月が言う444年後とは実は今年ではないかと告げ、幻月が封じられた祠を見せる。だが、それと同時に祠の封印が十六夜九衛門によって解かれ、妖怪たちが幻月の復活を目指して、人々を襲い始める。天晴たち5人は旋風から忍者一番刀を託され、シュリケン忍法の使い手ニンニンジャーに変化し、手裏剣戦隊として妖怪退治に挑む。

(40)動物戦隊ジュウオウジャー
駆け出しの動物学者である風切大和は、とある森の中で仕事をしていた際に「お守り」として持っているキューブを落とし、それを拾いに行くとそこに巨大なキューブ型の物体を発見する。大和がくぼみに自身の持つキューブを差し込むと巨大なキューブは突然開いてそれに吸い込まれ、その先は人間と同じような二足歩行の体型や服装をしながらも外見上は動物の特徴を持つ生命体であるジューマンが生活している異世界ジューランドへと繋がっていた。

ジューランドに迷い込んだ大和は、その世界の住人で自身の前に現れた巨大なキューブであるリンクキューブの番人でもあるセラ、レオ、タスク、アムという4人のジューマンと出会う。大和は彼らと交流するも、自身がお守りとしていたキューブの正体がリンクキューブを介してジューランドと人間界とを繋ぐ鍵となる「王者の資格」であり、さらにそれが以前に何者かにより盗まれた物であったことから、自身が王者の資格を盗んだ犯人であると彼らに疑われることとなるが、そこでリンクキューブが原因不明の異常を起こす。動揺するジューマンたちの隙を見て大和は王者の資格をリンクキューブに差し込んでジューランドを後にし、セラたちもそれを追って人間界へとやってくる。

大和が人間界へと戻ると、これまでに99の星を滅ぼしてきた宇宙の無法者集団デスガリアンによる無差別破壊が開始されており、大和が仕事をしていた森は彼らに襲われて焼け野原となり人々や動物たちが逃げ惑っていた。大和を追ってきたセラたち4人は王者の資格が変化したジュウオウチェンジャーで動物戦隊ジュウオウジャーへと変身しデスガリアンとの戦いに挑むが、さらなる敵の加勢により徐々に追い詰められる。そんな中、大和もデスガリアンの幹部であるジャグドへと立ち向かい、「この森と地球に生きる命を守るために俺も戦いたい」という気持ちからジュウオウチェンジャーでジュウオウジャーの一員であるジュウオウイーグルへと変身してジャグドを撃破する。

激戦を終えたものの、ジャグドによりリンクキューブを破壊されたうえに王者の資格のひとつを何者かが持ち去ったためにセラたちはジューランドへ帰還することができなくなり、大和はそんな彼らの面倒を見ることにした。

こうして、デスガリアンとの戦いに加えて、大和と4人のジューマンとの人間界での共同生活が始まるのであった。

(41)宇宙戦隊キュウレンジャー
時は、遙か彼方の未来―宇宙は泣いていた。

宇宙を形成する88の星座系は侵略者宇宙幕府ジャークマターに支配されている。だが、希望は絶たれたわけではない。宇宙には一つの伝説が伝えられている。「宇宙が心無き者の手に陥り、人々が涙するとき、9人の究極の救世主が現れ、宇宙を救う」。その名は宇宙戦隊キュウレンジャー。

(42)快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
今から約100年前に活躍した希代の大快盗、アルセーヌ・ルパンが密かに収集していた秘宝ルパンコレクション。人類を繁栄させることも、滅ぼすことも出来る力を秘めたこの秘宝が、異世界からやってきた犯罪者集団ギャングラーにより強奪された。ルパンの末裔に仕える執事のコグレは、ギャングラーにより肉親や愛する人、親友を奪われた夜野魁利・宵町透真・早見初美花をスカウトし、義賊集団快盗戦隊ルパンレンジャーを結成。ルパンコレクションの奪還を依頼された3人は、ギャングラーを相手に快盗としての戦いを始めた。

一方、国際警察(GSPO)もルパンレンジャーをマークし、世間を騒がす泥棒でもある彼らをギャングラーもろとも逮捕するべく捜査網を広げていたが、凶悪なギャングラーに対抗する装備を持たない国際警察はルパンレンジャーの後塵を拝する状況が続いていた。しかし、ルパンレンジャーが変身に使うルパンコレクションの一つ、VSチェンジャーと全く同じものをGSPOが入手したことで、朝加圭一郎・陽川咲也・明神つかさの3人は、警察戦隊パトレンジャーに変身する力を得る。

こうして互角の力を持った2つの戦隊はギャングラーという共通の敵を持ち、時に共闘しながらも、互いの願いと信念の違いから相容れることなく、それぞれの目的を持って三つ巴の争いを繰り広げながらルパンコレクションを追い続ける。

(43)騎士竜戦隊リュウソウジャー
太古の昔、古代人類リュウソウ族は、武装した恐竜騎士竜を仲間とし、地球征服を目論む邪悪な戦闘民族ドルイドンと戦いを繰り広げていた。しかし、巨大隕石が地球に落下した6500万年前、ドルイドンは地球を捨てて宇宙へ逃亡。リュウソウ族は騎士竜たちを世界各地の神殿に封印し、伝説の剣リュウソウケンを受け継ぎ地球を守る正義の騎士竜装者=リュウソウジャーを選出、神殿の守護に当たらせていた。

時は流れ現代。リュウソウ族の末裔であるコウ、メルト、アスナは、それぞれマスターレッド、マスターブルー、マスターピンクからリュウソウジャーを継承した。その矢先、ドルイドンが地球へ再び襲来。マスターと共に応戦するリュウソウジャーたちであったが、ドルイドンの幹部タンクジョウが神殿に侵入したことで変身が解除される。さらに戦いの中で、マスターたちがコウたちを庇って戦死してしまう。しかし、マスターレッドのリュウソウルを得たコウは再変身し、タンクジョウを退散させ、さらに神殿に眠っていた騎士竜を呼び覚ます。騎士竜の声にコウが応じると、巨大なナイトロボキシリュウオースリーナイツが出現し、マイナソーを撃破した。

コウ、メルト、アスナは騎士竜と共に新たなリュウソウジャーとしてドルイドンから地球の平和を守る役目を請け負い、以前村を出て行ったというリュウソウ族の戦士、トワとバンバを捜しに村を出ることになる。

(44)魔進戦隊キラメイジャー
闇の帝国ヨドンヘイムは美しい星を次々と侵略していた。美しい宝石の国であるクリスタリアも侵略され、クリスタリアの姫マブシーナとクリスタリアに伝わるキラメイストーンは地球へと逃亡。ヨドンヘイムに対抗するために4人のキラメイジャーをスカウトし、残りの1人を探していた。

しかし、最後の1人を見つける前にヨドン軍の邪面獣が地球に出現。そこに最後の1人として選ばれた熱田 充瑠は、絵に集中するあまり戦いの邪魔になってしまい、4人の反感を買ってしまう。落ち込んでいた充瑠だったが、マブシーナとレッドキラメイストーンに自分の想像力を認められ、戦うことを決意。キラメイレッドに変身し、さらにキラメイストーンをキラメイ魔進へと変化させた。5人はキラメイ魔進を駆使して邪面獣を撃破したのだった。

(45)機界戦隊ゼンカイジャー
機械生命体キカイノイドの世界「キカイトピア」を支配する悪の王朝トジテンドは、数多の並行世界を機械歯車トジルギアに閉じ込め征服していた。
それにより、『スーパー戦隊』が活躍する世界を始め、この世に無数に存在する“並行世界”が次々と消えてしまったが、最後の並行世界・人間界だけは何故か閉じ込める事が出来ず、キカイトピアの領土の一部と融合してしまう。

それから一ヶ月後。世界からキカイトピアは消え、残されたキカイノイドたちと人間はしだいに打ち解け、徐々に共存を始めていた。ところが、それを良しとしないトジテンドはトジルギアの封印から武力による制圧へと方針を変更、人間界への侵略を開始する。

人間の青年・五色田介人は、祖母・五色田ヤツデが営む駄菓子カフェ「カラフル」の地下に眠っていた秘密のラボを見つけ、研究者だった両親が残していた「機界戦隊ゼンカイジャー」として戦う為のアイテムを発見する。

介人はゼンカイジャーへの変身アイテムであるギアトリンガーとセンタイギアを使い、トジテンドと戦う事を決意。
そんな介人と共に戦う共存派のキカイノイドをメンバーとして集め、機界戦隊ゼンカイジャーを結成。トジテンドと戦っていく。

これは、この世に沢山存在する「並行世界」をすべて消し去ってしまおうとする敵に「全力・全開」で立ち向かうヒーローたちの活躍を描く物語である。

(46)暴太郎戦隊ドンブラザーズ
現役女子高生漫画家として人気を集めていた鬼頭はるかは、ある日盗作疑惑が掛けられたことで連載は打ち切りとなり、クラスでの地位も一気に降下する。

それに加えて、不思議なサングラスをかけたことで人間の中に紛れ込んでいた怪人が見えるようになり、その果てに出会った謎の男・桃井陣から「桃井タロウを探して忠誠を誓え」と告げられる。

そして、はるかは強制的にオニシスターへと変身したことで怪人たちとの戦いに巻き込まれ、風流人・猿原真一 / サルブラザー、指名手配犯・犬塚翼 / イヌブラザー、会社員・雉野つよし / キジブラザーもはるかと同様におかしなことが起こり始めた。4人は共通して宅配便で働く若い男に出会うが、彼こそはるかが探していた桃井タロウ / ドンモモタロウであった。

(47)王様戦隊キングオージャー
かつて5人の英雄と守護神キングオージャーが地帝国バグナラクを打ち倒し、人類を救った。その後、シュゴッドとともに5つの国が生まれ、5人の英雄は各国の王となり長きに渡る平和が訪れるが、「2,000年の時を経て地の底からバグナラクは蘇る」という予言通り、予言の年を迎えた現代のチキューでバグナラクが復活した。

始まりの国シュゴッダムの国王ラクレス・ハスティーは、バグナラクの脅威から世界を救う名目でンコソパの国王ヤンマ・ガスト、イシャバーナの女王ヒメノ・ラン、ゴッカンの国王リタ・カニスカ、トウフの王殿様カグラギ・ディボウスキをシュゴッダムに召集する。5王国同盟の調印式が執り行われ同盟は締結寸前になるが、ヤンマがラクレスに操縦権があることに反発して降りたことで、同盟は不成立に終わる。

その後、バグナラクがシュゴッダムを襲撃。国民が犠牲になる中でヒメノ、リタ、カグラギはキングオージャーに変身しバグナラクと戦う。そんな中、戦いに巻き込まれたシュゴッダムの国民ギラはラクレスが戦線に出てきていないことを知り王宮に乗り込むも、そこでラクレスの本性と真の目的を知る。激怒したギラはラクレスに反旗を翻して王のみが使えるオージャカリバーを奪取し、クワガタオージャーへと王鎧武装してシュゴッダムに侵攻してきたバグナラクを倒すが、反逆者としてラクレスにより死罪を宣告されシュゴッダムを追われることとなる。

こうして、チキューを守る王様と、これから王になる男の物語は幕を開けた。

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