映画「ドミノ」を観て

コラム

映画「ドミノ」を観て



つい先日、友人と映画を観に行こう!という話になりました。
友人が映画好きで、半年ぐらい観ていないから、という理由でした。
私はそれこそ2019年の「ジョーカー」という映画を観て以来なので、実に4年ぶりぐらいです。

チネチッタ川崎にある上映スケジュールを見ながら、どれを観ようか、と話していました。
邦画ではなく洋画のほうが友人好みであり、私自身特に映画へ対する好みがなかった為、洋画を捜していました。
ずらーっとある一覧の中で、特に推しているものは「マーベルズ」なのかな・・・?と疑問に思いながら、それでも他に何か面白いものはないか、と探している所、「ドミノ」という映画を見つけました。

キャッチコピーは、「ひと押しで世界は崩れ出す」というもの。
あらすじはどういうものか、と思い見てみると、簡易的ではあるものの一人の男性刑事の娘が誘拐されてしまった、というお話。
心身のバランスを崩して作業療法所に通っていたが、正気を保つ為に仕事へ復帰したところ、銀行強盗が行われる、という予告のタレコミが入ります。
予告を元に現場を見ていると、不可解な動きをしている容疑者を見つけ、あとを追っていく。

容疑者が欲しているものから、行方不明となっている娘の手がかりを見つけた男性刑事は、二人の警官を連れて屋上まで容疑者を追い詰めるものの、警官は急に操られたかのようにお互いを撃ち殺し合ってしまう。
その様子に呆気にとられている間に容疑者は屋上から飛び降り、慌てて後を追いかけるものの、姿はどこにもなく。
決して捕まえる事が出来ない容疑者を男性刑事は追いかけ、現実と見紛う”世界”に踏み込んでしまった彼はやがて・・・。
というものでした。

私はあらすじだけをみて、ふむ、面白そうだなって思い、友人に観に行こうと提案をしました。
どこが面白いのか感じたというと、まずキャッチコピーに惹かれたところがあります。
ひと押しで世界は崩れ出す・・・?一体どういう意味だ?
そしてありきたりな設定だけれども鉄板な刑事映画系かな、と早々と結論付け、それなら結構面白そうだなって思いました。
久々にチネチッタ川崎へ足を運ぶと、平日の午後ということもあり閑散とはしていましたが、以前来た時から変わっていないな、という雰囲気を感じました。
事前にネットでチケット購入をしていたので、あとは発券をし、ドリンクを片手に映画館へ。

私と友人を含め、客席は10名程しか埋まっていませんでした。
結構優雅に映画を楽しめるなぁ、という気持ちと、いくらこの時間帯とはいえ作品は面白いのか・・・?という期待と不安が入り混じった感情で席につき、上映開始を待っていました。

観てきた結果、結論から言えば個人的にすごくおもしろかったです!
面白い、というよりかはとても興味深い世界観に満ち溢れていました。
あらすじの予告動画とかは一切見ずに行ったので、そっちのほうが良いかな?とも思いました。
ストーリーが結構二転三転するので、「あぁこういうこと!?」と驚きを隠し切れなかったです。
また出血シーンも極僅かしかないので、ある意味安心してみれました。
たまには映画館で観るのも悪くないな、と思うのと同時に、こういった頭を使うような、そして何か一つでも書いたらネタバレになりそうな映画は面白いです。
ただ、万人受けするか、と聞かれたら違うな、と思うので、そこは取捨選択だなぁって感じもしました。
ラストは蛇足感が否めませんが、それでも総じて良い映画だな、と思いました。

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