仮面ライダーギーツ

OUKI

仮面ライダーギーツ



令和仮面ライダー第4弾となる本作品では、生き残りゲームで競い合う個性豊かな仮面ライダーたちが描かれる。

就活中の大学生である桜井景和は突如として謎の怪人・ジャマトの襲撃を受ける。逃げ延びた先でセレブインフルエンサーの鞍馬祢音と出会った景和は、バッファローの仮面ライダー・吾妻道長 / 仮面ライダーバッファとシロクマの仮面ライダーに助けられる。だが、突如襲来した巨大なジャマトによってシロクマの仮面ライダー・豪徳寺武 / 仮面ライダーシローは景和たちの目の前で消滅する。

さらには祢音もビルの崩落に巻き込まれるが、その窮地を浮世英寿という男が救う。英寿は仮面ライダーギーツに変身してジャマトを倒すと、景和にこれらの出来事が「世界を作り変えるゲーム」であると説明する。

破壊された街が再生していく中で、ジャマトに関する記憶が消えて再び目を覚まし、元の生活を送る景和たちの前に謎の女性・ツムリが現れ、「今日からあなたは仮面ライダーです」と告げられて、デザイアドライバーとIDコアを渡され、再度開催されたデザイアグランプリへと参戦する。
「邂逅編」(2話 – 9話)
プレイヤーに選ばれた景和たちは記憶が蘇り、デザイア神殿へと召喚され、デザ神となった勝者が望み通りに世界を作り変えられるゲーム「デザイアグランプリ」に参加する。

「謀略編」(10話 – 16話)
再びデザ神となったことで叶えられた英寿の望む世界は、デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界だった。デザイアグランプリのゲームマスターであるギロリはデザイアグランプリ運営の秘密に近づこうとする英寿を退場させて記憶を消させるために、新たに始まったデザイアグランプリで晴家ウィン / 仮面ライダーパンクジャックを本格的に参戦させる。だが、ウィンが英寿側に寝返ったことを知ったギロリは仮面ライダーグレアに変身して、英寿を実力行使で排除しようとするが、それを知ったゲームプロデューサーのニラムによってゲームマスター失格の烙印を押されて消滅させられてしまう。ギロリの不正が発覚したことで、デザ神なしで打ち切りとなったデザイアグランプリだが、英寿たちはツムリからデザイアグランプリが世界を救うゲームではなく、大勢のオーディエンスに注目されるリアリティーライダーショーであることを知らされる。

「乖離編(デザスター編)」(17話 – 24話)
新たにチラミというゲームマスターを迎えて行われたデザイアグランプリ。謀略編のデザイアグランプリが打ち切りとなった代償として優先参加の権利が与えられた英寿・景和・祢音に加え、過去にデザイアグランプリに参戦経験のある五十鈴大智 / 仮面ライダーナッジスパロウと我那覇冴 / 仮面ライダーロポが参戦する。チラミは参加者の中から事前に運営が指名した他のライダーを妨害するデザスターが最終戦まで正体が判明せずに生き残っていたら、デザスターがデザ神の座を横取りするという新たなルールを追加する。そして、投票によって大智や冴が脱落していく中で、祢音がデザスターであることが判明したが、退場・脱落したはずの道長や大智がジャマト陣営に復活し、ジャマトのスポンサーを名乗る少女・ベロバによってチラミの持つヴィジョンドライバーが奪われたことでデザスター投票は中止となる。

「慟哭編」(25話 – 32話)
ベロバはチラミから奪ったヴィジョンドライバーの力でジャマトグランプリを開催する。そんな中、未来人であったデザイアグランプリのオーディエンスで英寿のサポーターであったジーン / 仮面ライダージーンは、娯楽であったデザイアグランプリで感動を得るためにギーツを応援していたが、英寿が西暦元年から魂が前世の記憶を宿しながら何度も転生し続けてデザイアグランプリに参戦していたことを知り、転生前の「エース」の願いが生み出したブーストマークIIバックルによって英寿がブーストフォームマークIIに強化するも、その副作用によって窮地に陥ったことで涙を知り、自身の力によってギーツをレーザーブーストフォームに強化させるとギーツ本人からも信頼される真のサポーターとなり、英寿にレーザーレイズライザーを託して未来へと帰っていく。一方、英寿は創世の女神の正体が英寿の母・ミツメであることを大智から聞かされ、最終戦の「天国と地獄ゲーム」が進む中で、ニラムが変身したゲイザーに戦いを挑むが、道長に介入され、共に消滅する。

「慕情編」(33話 – 38話)
ジャマトグランプリの勝者となった道長は、「全てのライダーをぶっ潰す力」を手に入れる。だが、消滅したはずの英寿が復活を遂げると共に、デザイアグランプリ創始者であるスエルによって最後の一人になるまでライダー同士が戦うデザイアロワイヤルの開催が宣言される。景和の復活を願う姉の桜井沙羅 / 仮面ライダーハクビ、そして復活した景和も沙羅を助けるためにデザイアロワイヤルの戦列に加わる。一方でニラムやウィンも復活しており、運営はこの世界からの撤収・グランドエンドを進めるが、ミツメから創世の力を継承した英寿は仮面ライダーギーツIXに変身してスエルに勝利してグランドエンドを阻止し、新世界を創造する。

「創世編」(39話 – 48話)
ミツメに代わって創世の神となった英寿は自分の世界で誰もが幸せになる世界を創るためのデザイアグランプリを始める。そんな中、何者かによってジャマトが人間に寄生するパラサイトゲームが始まるが、過去の記憶を取り戻した景和と道長は見返りがない中で戦うかどうかの判断を、英寿に迫られる。だが、大智が進化させたジャマトによって沙羅が犠牲となってしまい、深い怒りと悲しみに震える景和は、女神の力を得たツムリによってブジンソードの力を手に入れる。一方、スエルの命を受けたデザイアグランプリ運営側のゲームマスターであるジットは、ツムリを第二の創世の女神にしてグランドエンドを実行させようと企み、景和を利用することでツムリを覚醒させる。景和は女神の力に覚醒したツムリに「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」を実現させるが、その中でツムリの創世の力が英寿に移り変わり、沙羅も大智の協力を得て復活する。祢音も父親の鞍馬光聖が変身した仮面ライダーギャーゴのIDコアと英寿の力で変身能力を取り戻し、ベロバが道長に、景和のサポーターであったケケラも改心した景和に倒される。ジットは英寿を意志のない創世の神にしようとするが、英寿が自分の意志で創世の力を操ることを知ると、仮面ライダーリガドへと変身して英寿を倒そうとするが敗北し、データとなってスエルに吸収される。スエルはオーディエンスたちと融合して仮面ライダーリガドΩへと変身して、強制的に一般人たちをジエンドライダーへと変身させて戦い合わせる終幕のデザイアグランプリを始めるが、祢音や光聖たちによってVIPたちが離反したことで弱体化する。だが、ジットが生み出した黒いツムリによって操られたツムリが現れ、マグナムシューター40Xで英寿を撃つ。

最終話
ツムリによって英寿が殺され、スエルは景和・祢音・道長を殲滅しようとするが、そこに肉体が滅び、神となった英寿が現れ、4人でスエルを倒す。運営たちは四次元ゲートが閉じたことで消滅し、終幕のデザイアグランプリで消滅した人々も元に戻るが、英寿は誰もが幸せになる世界に創り変えた後に消滅し、景和たちも英寿の存在を忘れてしまう。

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