サッカー地域・都道府県リーグ

Jリーグ

サッカー地域・都道府県リーグ



サッカー地域リーグ

地域単位での社会人カテゴリにおけるサッカーリーグとしては、1965年に日本初のサッカー全国リーグである日本サッカーリーグ (JSL) が誕生した翌年の1966年に東海地区と近畿(関西)地区で、1967年に関東地区で開始されたのを嚆矢とする。当初、地域単位のリーグはこの3地区しかなく、JSLへの昇格は全国社会人サッカー選手権大会(全社)上位チームとの入れ替え戦により行われていたが、全社の出場枠は競技者人口の多い大都市圏を中心に設定され、関東の6枠から東北(当時リーグ未実施)の1枠まで、地域毎のばらつきが大きかった。後に、1973年から75年にかけて北信越・中国・九州で地域単位のリーグが発足すると、地域リーグの代表がJSLとの入れ替えに臨むようレギュレーションが改められることになり、1977年に東北と四国で、1978年に北海道で発足している。

参加に当たっては全国社会人サッカー連盟もしくはその傘下団体に加盟することが要件となっていることが多く、元々は実業団とノンプロのクラブチームがリーグメンバーの中心であり、各リーグの名称は近年まですべて「地域名+社会人サッカーリーグ」となっていたが、近年では大学サッカー部セカンドチームやJリーグ加盟を目指すクラブ(プロもしくはセミプロ)の参入なども増えていることから、「社会人」の冠を外し「地域名+サッカー(あるいはフットボール)リーグ」とするところが増えている。現在、東北・東海を除く全てがこの形式へ改称している。

現在の日本サッカーのリーグ構成においては、アマチュア全国リーグの最高峰である日本フットボールリーグ (JFL) と、各都道府県のサッカー協会が主催・主管する都道府県リーグの間に位置しており、日本サッカーのリーグ構成全体で見た場合にはアマチュアの上から2-3番目Jリーグを含めた場合J5-J6)に位置する。

各地域リーグの多くが4月から10月にかけてリーグ戦を戦い、優勝チーム(2部制の場合は1部の優勝チーム)が11月に開催される全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL、旧・全国地域サッカーリーグ決勝大会)に出場する。リーグ戦の間には、リーグ戦終了後に開催される全国社会人サッカー選手権大会の各地域の予選、各都道府県の天皇杯予選が行われ、リーグ戦終了後(概ね10月中旬)に全社が開催され、地域最上位リーグ所属チームが同大会での成績上位かつJFLへの参入意思を持つ場合には地域CLへの参加資格を得る。地域CLで上位に入ると、翌年のJFLに昇格することになる。
【参考】http://soccergen.info/JLeague/J361RgnLeague2.aspx

都道府県リーグ
各都道府県のサッカー協会が主管する草サッカーリーグで、多くの都道府県においては都道府県リーグ自体が2部あるいは4部構成となっており、日本サッカー(男子・成人)のリーグ構成における最下位のカテゴリーに相当する。なお、北海道では全道リーグが地域リーグ相当となるため、道内の各ブロック単位(札幌、道央・道北、道南、道東)でのブロックリーグが都道府県リーグの役割を果たす。そのほか、一部の都道府県では当該都道府県内に、さらに細分化された地域ごとの下部リーグを設けている場合もある。参加チームは日本サッカー協会を通じて各都道府県のサッカー協会にチーム登録を行い、同時に各都道府県の社会人サッカー連盟および全国社会人サッカー連盟に加盟することになる。試合会場は各都道府県協会が設定するが、試合可能な会場が限られることもあり、各節ごとに集中開催方式で開催されることが多い。(J7‐J10)リーグ。

新たにチームが設立された場合には都道府県リーグの最下位カテゴリに参戦することになるが、近年はJリーグ参加を目指すチームについては実力などを考慮し、当該都道府県内の最上位カテゴリーに「飛び級」昇格するケースもある(これは各都道府県サッカー協会の判断に委ねられる)。例えば沖縄県リーグではFC琉球と沖縄SVが共に参加2年目に3部から1部へ昇格している。
【参考】http://soccergen.info/JLeague/J710PrefectureLeague.aspx

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